財務省が8日発表した5月の国際収支(速報)によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支は5228億円と4カ月連続の黒字となった。貿易収支は改善したが、所得収支の減少などで前年同月比では7.7%減と減少傾向が続いている。
ただ4月の76.1%減に比べ、減少率は大幅に縮小した。
5月の経常収支の内訳は、貿易・サービス収支が7441億円の赤字、海外からの利子、配当金などの第1次所得収支が1兆4779億円の黒字、第2次所得収支は2110億円の赤字だった。
貿易・サービス収支は輸出拡大などで、前年同月比では942億円赤字が縮小した。輸出は1099億円増の5兆7188億円、輸入が280億円減の6兆3947億円。消費税増税後の消費減少が燃料や携帯電話機の輸入縮小につながった。
サービス収支は437億円減って682億円の赤字だった。貨物輸送や海外旅行客などによるお金の取引をまとめた項目で、ここに計上される知的財産権等使用料の受け取りは4810億円と過去最大となった。