廉価スマホ、インドネシア席巻 海外勢参入、2万円の低価格機種人気 (1/3ページ)

2014.7.22 06:49

携帯電話販売店で新機種のスマホを手に取る女性。パソコンの所持率が低いインドネシアでは、従来型携帯電話に加えて情報端末として低価格スマホを購入する人も多い=マルゴシティ(西ジャワ州デポック)

携帯電話販売店で新機種のスマホを手に取る女性。パソコンの所持率が低いインドネシアでは、従来型携帯電話に加えて情報端末として低価格スマホを購入する人も多い=マルゴシティ(西ジャワ州デポック)【拡大】

 7月9日に投開票が行われたインドネシア大統領選挙に関連して、インターネット交流サイトのフェイスブックでさまざまな情報が飛び交った。インドネシアでのフェイスブック利用者は4800万人。米国、インド、ブラジルに次いで世界で4番目に多く、今やインドネシア人にとって情報の伝達や収集の重要手段となっている。この背景には携帯電話の普及率の高さがある。特に最近はスマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)が急速に増えてきた。

 昨年は1500万台

 米国政府機関の調べによると、インドネシア国内の携帯電話保有台数は約2億3680万台。実に人口とほぼ同じ台数が出回っている計算で、国別では世界で5番目に多い。インドネシアは世界で有数のスマホ市場に成長している。市場調査会社GfKアジアによると、昨年1年間の国内スマホ販売台数は約1480万台で、携帯電話販売台数全体の60%を占め、スマホの総売上高は約3400億円に上る。

 スマホの普及は今年に入ってさらに加速しているようだ。首都ジャカルタ郊外のショッピングモール「マルゴシティ」にある携帯電話販売店の担当者が声を弾ませる。「昨年は従来型携帯電話とスマホの販売台数がほぼ同じだったが、今年はスマホのほうが倍以上も売れているよ」。

背景には、ここ数年のインドネシア経済の安定と中間所得者層の増加などがあげられる

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