東南ア各国、中国人観光客誘致に躍起

　東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）各国は欧米諸国に対抗して、中国から観光客を誘致するため、さまざまな政策を実施している。インドネシア政府は国際的な映画スター、ジャッキー・チェンさんを観光大使に任命。シンガポールは６月から５カ月間にわたる観光宣伝活動を繰り広げている。

　タイの駐南寧総領事館は広西チワン族自治区の旅行社１４社を招いて座談会を開くとともに、中国のメディアをタイに招いた。ＡＳＥＡＮ諸国はかつては中国国民の海外旅行先として一番人気があったが、南シナ海問題で中国とベトナム、フィリピンの関係が緊張、マレーシア航空機の失踪や撃墜事件、タイでの政変で、中国人観光客にとって懸念材料が増えていた。（中国新聞社）