インドでインターネット広告市場が急拡大している。同国インターネット・モバイル協会と地場調査会社IMRBの報告によると、2014年度(14年4月~15年3月)は同市場が前年度比30%増の357億5000万ルピー(約633億円)規模に達する見通しだ。
同国ではネットの普及が進むにつれ、販売や集客に結び付きやすいネット広告を利用する企業が増加している。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
市場規模は、10年度が114億ルピー、12年度が226億ルピー、13年度が275億ルピーと右肩上がりだ。13年度の同市場の内訳をみると、利用者が検索エンジンに入力したキーワードに連動して表示される広告やウェブサイトに画像を掲載するバナー広告が全体の67%を占めた。ネット広告を活用する業種は、電子商取引、通信、日用品の3業種が上位を占める。