中国国家版権局は今月上旬、今年6月から11月にかけて実施中のインターネット上の著作権侵害と海賊版を取り締まる特別行動「剣網2014」で、2回目に当たる調査状況の報告を行い、著作権侵害や海賊版製造販売の疑いがある10件を発表した。
発表されたのは、動画サイト「金火影視網」や「放放電影網」などによる映像作品の著作権侵害容疑▽オンラインゲーム「熱血伝奇」や「奇跡」「魔獣世界」などに対する個人の著作権侵害容疑▽個人による海賊版図書や海賊版の音楽・映像作品のネット販売容疑▽文芸作品無料閲覧アプリケーション(応用ソフト)「鋭読書城」による文芸作品の著作権侵害容疑-など10件。
国家版権局の報道官によると、調査した結果からは、映像や音楽、文学、オンラインゲームなどの作品に対する著作権侵害や、ネット上のプラットホームを利用した海賊版製品販売が依然として、ネット上での著作権侵害や海賊版事件の大多数を占めているという。
国家版権局は今後、区域をまたぐ著作権に関する法執行の協力メカニズムの構築を模索するなど、対策を続けていくという。(法制日報=中国新聞社)