重慶市は知的財産権戦略を積極的に推進している。重慶市人民代表大会常務委員会の会議から知り得た情報によれば、重慶ではこれまでに科学技術のハイレベルの研究開発人材2万人余りが採用された。うち海外からの人材は3900人余り。
知的財産権戦略を推進するにあたって、難題は人材の不足。重慶は米国や英国、フランス、ドイツ、日本に人材を採用するための連絡事務所を設けているほか、企業と人材の交流会も開いている。
こうした活動はすでに成果を上げており、重慶海扶集団(医療関係を主とするグループ)や重慶金山科技(医療機器メーカー)といった企業はそれぞれ日本、米国から知的財産権の専門家を採用している。(中国新聞社)