東南アジア諸国連合(ASEAN)に隣接する中国の広西チワン族自治区で16日、ベトナムとの国境に通じる2本の高速道路が開通した。那坡と靖西、百色と靖西を結ぶ高速道路で、同自治区交通庁によれば、すでに開通していた南寧-友誼関、防城港-東興間の高速道路と合わせ、ASEANに通じる広西の高速道路は4本となった。広西大学の東南アジア研究センターの張文山副主任は、今回の高速道路開通は国境地域の物流施設不足状況を改善し、中越貿易の円滑化に貢献するとともに、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)建設を促進すると指摘した。(中国新聞社)