中国は今後、天然林の保護実施範囲を拡大して、全国の18億ムー(1ムーは約6.67アール)にわたる天然林の保護に尽力していくことが、このほど北京市で開催された全国林業庁局長会議で明らかになった。
中国国家林業局の趙樹叢局長は「1998年以降、中国は長江上流や黄河上・中流地域に加え東北部や内モンゴル自治区などの重点国有林区で天然林資源の保護プロジェクトを実施し、全国の天然林の50.2%に当たる9億1700万ムーが保護対象となった。しかし中国には依然として保護プロジェクトの対象に入っていない天然林が約9億ムー存在する」と言及。その上で「天然林の厳格な保護を絶え間なく続け、全国の天然林保護に関する実施方案の制定を加速し、全ての天然林を保護する必要がある」と語った。
趙局長によると、中国は2015年から天然林の商業目的の伐採範囲拡大を少しずつ停止し、最終的には天然林の商業目的の伐採を全面的に停止するという。
天然林は中国の森林資源の中核で、生態系のバランス維持や生物多様性の保護、水資源の安全保持、気候変化への対応といった分野でかけがえのない役割を果たしている。
現在、中国には合計18億2800万ムーの天然林があり、その材積(樹木の体積)は122億9600万立方メートルで森林の総材積の83%を占めるという。(光明日報=中国新聞社)