長江実業集団の創業者で、2015年のフォーブス中国語版の中国人長者番付でトップとなった李嘉誠氏(中国新聞社)【拡大】
米経済誌フォーブス中国語版は4月下旬、今年の中国人長者番付を発表。ランキングには昨年より80人多い370人の中国系富豪が入り、そのうち中国本土の富豪は213人だった。1位は香港最大の資産家で長江実業集団の創業者、李嘉誠氏で純資産額は333億ドル(約3兆9700億円)。
同ランキングには10億ドル以上の純資産を持つ中国人富豪が(国籍を問わず)入っている。
香港の不動産開発会社、恒基兆業地産(ヘンダーソン・ランド・デベロップメント)の李兆基会長は248億ドルで2位。中国の不動産開発大手、大連万達集団の王健林董事長は前年から2位上がって242億ドルで3位。中国電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング)を率いる馬雲(ジャック・マ)氏は227億ドルで4位だった。馬雲氏の純資産額は前年比127%増だった。
中国インターネットサービス大手、騰訊(テンセント・ホールディングス)の馬化騰最高経営責任者(CEO)は6位、検索サービス大手、百度(バイドゥ)の李彦宏CEOは8位で、中国インターネット3大巨頭のトップは全員10位以内。
香港、台湾系の富豪は全体の8.9%を占めた。