【飛び立つミャンマー】日系工業団地運営のゴールデンバーグ (1/3ページ)

2015.6.19 05:00

ゴールデンバーグの金沢秀憲社長

ゴールデンバーグの金沢秀憲社長【拡大】

  • 国有企業から50年契約で借り受けたゴールデンバーグの日系企業専用工業団地。電気設備も整い、真新しい機械も残されている=バゴー近郊(同社提供)

 ■ゼロから立ち上げ 政府と直談判

 「自分がゼロから立ち上げた経験があるからこそ、アドバイスができる」-。

 そう自信を見せるのはヤンゴンの北のバゴーに、日本の中小企業向け工業団地、ジャパン・インダストリアル・パークを開発したゴールデンバーグ(本社・東京都中央区)の金沢秀憲社長だ。もっとも最初から自信があったわけではない。2012年2月、ミャンマーを初めて訪れたときは、土地勘もなければ、コネもない。あったのは中国で鍛えたビジネス感覚と語学力。それに人との出会いと運が重なった。

 ◆どこでも人脈作り

 「最初はホテルの周りをうろうろしては、いろいろな人に声をかけ、さらに友人を紹介してもらい、人のつながりを広げていった」という。12年に稼働した最初の縫製工場のオーナーは、外資規制があったので現地の中国系ミャンマー人女性になってもらったが、その女性との出会いも、店で道を尋ねたのがきっかけだった。そこから家族ぐるみでの付き合いが始まり、彼女の両親にもミャンマー法人の監査役になってもらった。

 ミャンマーでは外国人が会社を登記するため、ミャンマー人に名義を借りたら乗っ取られたといったケースも少なくないが「利害関係だけでなく、信頼関係が大事」と、金沢氏は話す。

 「27歳のとき、6万円だけ持って中国に単身で乗り込んだ」ことが始まりだった。今や樹脂金型成型、金属加工、電子部品製造などを幅広く手掛けるまでになった。中国でビジネスをゼロから立ち上げた経験がミャンマーでも役に立った。

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