いま国会で審議されている安保関連法案をわたしたちは「戦争法案」と呼んでいます。文字通り、日本がアメリカの戦争に参加するための法案だからです。
◆中東地域が第一の目的地
どんな法案か。まず、アメリカが戦争するところなら、世界のどこへでも、自衛隊が出かけていきます。これまで自衛隊は「周辺事態」といって、日本の周辺で国民の命や自由が脅かされるときに対処するのが仕事でした。ところが今度は、世界のどこへでもアメリカのために出かけていくのです。私は特に中東地域が第一の目的地だと考えています。
しかし中東に自衛隊を出すというと、「なぜそんな遠いところへ行くのか。日本の防衛と関係ないではないか」と国民は不審がります。だから自民党や一部マスコミなどは、北朝鮮や中国の脅威をあおり、それに対応するために「戦争法」が必要なのだと宣伝しています。
冷静に見れば、北朝鮮のような貧しい国が本当に世界最強のアメリカや近隣の日本を攻撃するでしょうか。もちろん北朝鮮のミサイル、核実験はとんでもないことです。わが党は厳しく批判してきました。大変愚かな行為ですが 北朝鮮はミサイル、核の保有を外交交渉を有利にすすめるために使おうとしているだけです。
また中国は日本と密接な経済関係があります。中国の最大の貿易輸出国は日本です。中国の一番のお客さんは日本です。日本にとっても中国はアメリカと並ぶ最大の輸出国であり、中国からの観光客が年間240万人も訪れています。先月、自民党が主導して財界関係者など民間人含め3000人もの人が中国を訪問、交流を深めました。これだけ密接な経済関係がある国同士が戦争するなどありえない。そんなことは自民党議員だって本当はわかっているのです。