インタビューに応える林幹雄経済産業相=8日、経産省【拡大】
--TPP交渉が大筋合意にこぎつけた
「TPPは追い風だ。安倍晋三首相からさらなる成長と地方経済の活性化につなげるよう指示された。輸出関連(の恩恵)が中小企業や地方に及ぶような政策を考えたい」
--どう対応する
「(地元の)千葉県はサツマイモの産地だが、冷凍加工して輸出すると暖かい国ではアイス状態で食べてもおいしい。温かくして食べてもいい。そういう農商工連携で新たな事業展開が生まれるのではないか」
--原子力発電所の必要性は
「依存度は引き下げるが、必要なことは必要だ。原子力規制委員会で安全だと確認されたものは再稼働を進めながら、2030年度の原発比率を20~22%とした)エネルギーミックスをどんどん前に進めたい」
--原発の新設やリプレース(建て替え)の必要は
「現段階は想定していない。エネルギーミックスの数字は安全を確保した上で原発の運転期間の延長、稼働率の向上でも可能だ」
--原発再稼働について責任の所在をどう考える
「相当レベルが高い(新規制)基準を定め、クリアしたものは再稼働を進めると政策判断をした。それで万が一事故が起きたら、避難対応や国民の財産を守るなど、政府の責任は当然ある。だが、事業者も責任を全うするのが当然だ。両者がやるべきことをやる」
--欧米による対イランの制裁が解除されれば、原油の輸入量は元に戻るか
「石油元売り業者が最終判断する。値段や需要動向を勘案して進めるだろう」
--中東最大級の埋蔵量を誇るアザデガン油田の権益再取得を支援する考えは
「権益獲得の有望な国であることは確かだが、制裁解除の動向や事業の経済性を注視せねばならない」