上海ディズニーランドの開園を来春に控え、会場の周囲十数キロエリアでは数多くの“ディズニーホテル”が出現している。こうした中、上海市工商行政管理局はこのほど、ホテルの中にはディズニーの商標権を侵害しているものがあると発表。ディズニー商標権の保護活動に本腰を入れる構えをみせた。
同局検査総隊の調査によると、深セン維也納酒店管理集団が同市浦東新区で運営する5つのホテルが“ディズニー”の表記を無断使用しており、ホテルの看板やホームページ、LED(発光ダイオード)ディスプレーにはディズニーの関連マークも人目を引くようにあしらわれていたという。
ホテルやレストランなどがディズニーの許可を取らずに“ディズニー”の表記を店舗名などに組み込んで使用した場合、商標法が規定する「商標権の侵害行為」に当たり、一部行為は「不正競争防止法」の違反行為にも当てはまる可能性があるという。さらに、実際には十数キロ離れているにもかかわらず“ディズニー”を名乗るホテルは消費者を遠方に誤誘導することになるため、ディズニー側に実質的な損害をもたらす可能性も指摘されている。
今回の件は既に10万元(約192万円)の罰金処分が言い渡された。同局はディズニーに関する知的財産権の侵害行為や偽物商品の製造・販売行為の取り締まり強化に向けて、既に国家工商行政管理総局(工商総局)と具体的な実施意見を制定している。(解放日報=中国新聞社)