亀井さんが一番評価しているのは、共産党の志位和夫委員長だという。志位氏は「安保法廃止」を旗印に野党が結集する「国民連合政府」を提唱している。
「国民連合政府は、できっこないと思いますよ。ただこの構想を唱えていれば、他の野党と連携できなくとも、浮動票や一部の保守票まで共産党に流れる。損はありません」
亀井さんは、志位さんにこんなアドバイスもした。
「共産党はいくら頑張っても限度がある。『共産党のニオイ』が臭すぎるのですよ。特に地方ではその傾向が顕著です。何でも反対で…。日本が大切にしてきた生活や文化・伝統のうち、いいものはきっちりと守り、さらに発展させるという姿勢を示せば、そのニオイは薄らぐと伝えました」
亀井さんは「共産党臭」を消す秘策も提案した。
「もうすぐ正月でしょ。日本人は初詣です。志位氏が、長野の善光寺や千葉の成田山新勝寺に初詣すれば、少しはニオイが薄らぐはずです。志位氏は『深く深く受け止める』と語っていました」