中国新聞社によると、中国長江三峡集団はこのほど、発電設備容量が110万キロワットのパキスタンのコハラ水力発電所プロジェクトの開発権の獲得に成功した。三峡集団が今月上旬明らかにしたものとして、中国国営新華社通信(電子版)が伝えた。
三峡集団の説明によれば、このプロジェクトは「中国・パキスタン経済回廊」において積極的に推進されるプロジェクトで、三峡集団によるパキスタンの水力発電市場での投資としては現時点で最大規模の旗艦水力発電プロジェクトでもあるとされる。昨年9月には三峡集団コハラ・プロジェクト公司がパキスタン証券取引委員会に正式に登録され、発足。同公司は先月31日、パキスタン民間電力・基盤委員会(PPIB)が発給するコハラ・プロジェクトの支援書を受け取ることに成功した。(RP=東京)