上海市では、自動販売機などで野菜や生鮮食品を販売するスマートマイクロ食料品市場が500カ所を超えた。今年、同市では社区(コミュニティー)の住民の消費需要を満足させるため、さらに標準化食料品市場100カ所と社区食料品販売所(スマートマイクロ販売所)500カ所を新設・改築する予定だ。
スマートマイクロ販売所とは、一般の自動販売機に似た“自動野菜販売機”や宅配ボックス型の機器で生鮮食料品を購入できるものだ。
同市静安区のあるオフィスビルに設置された自動販売機では、旬の野菜のほか、冷凍の鶏肉や豚肉、卵、豆腐など30種類あまりの食品が販売され、販売機内部の温度は4~12度に保たれている。
ビル内の企業で働く人によると、退勤時には商品が売り切れていることも多いという。
同市ではこのような方法で、農産物のサプライチェーン(供給網)建設を深化させていきたい考えだ。(新民晩報=中国新聞社)