連休明け28日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅続伸し、休み前の24日と比べて19・66ドル高の1万7535・39ドルで取引を終えた。米国の利上げ時期を見極めようと様子見ムードが強かった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は6・72ポイント安の4766・79と反落した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の講演が翌日に予定されているほか、週末には米雇用統計の発表も控えており、積極的な取引は見送られた。
市場関係者の間では、次の利上げは早くても6月とみられていたが、このところ利上げに前向きな金融当局者の発言が相次いだことから、4月利上げの可能性も警戒されるようになった。利上げは景気を冷やす効果があり、一般的には株式の売り材料とされる。(共同)