「専門職大学」で即戦力育成 中教審答申 19年春創設へ法整備

2016.5.31 05:00

中教審の北山禎介会長(右)から、新しい高等教育機関の創設に関する答申を受け取る馳文科相=30日午前、文科省

中教審の北山禎介会長(右)から、新しい高等教育機関の創設に関する答申を受け取る馳文科相=30日午前、文科省【拡大】

 中央教育審議会(中教審)の北山禎介会長は30日、IT(情報技術)など成長分野で即戦力となる人材育成を目指し、実践的な職業教育を行う新しい高等教育機関の創設を馳浩文部科学相に答申した。

 大学制度に位置付け、「専門職大学」「専門職業大学」の名称案を提示。文科省は2019年春の開学を目指し、法改正や制度設計を進める。大学制度に新たな教育機関が加わるのは1964年の短大以来で約半世紀ぶりとなる。

 創設は政府の教育再生実行会議が提言、新成長戦略に盛り込まれていた。大学や専門学校からの移行を想定するが、教員確保や産業界との連携、既存の教育機関との違いをどう出すかが課題だ。

 答申は、ITや観光、農業などの成長分野の現場で、牽引(けんいん)役を担う人材の育成が必要だと指摘。具体例として、農産物の生産から販売、加工品開発までを手掛ける生産者などのケースを挙げている。

 新機関は大学相当の4年制課程と、短大相当の2、3年制課程とし、工業高校など専門高校を含む高卒生だけでなく、専門学校生や大学生、社会人などを受け入れる。

 既存の大学よりも実践を重視し、産業界や地域の関係機関と連携して教育課程を編成する。インターンシップ(就業体験)など企業内実習は4年制課程で600時間以上の履修を義務付け、こうした実習科目が卒業に必要な単位の3~4割以上を占めるべきだとした。

 企業などで5年以上実務経験がある教員を全体の4割以上とする一方、敷地面積などは弾力的に対応し、大学より小規模での開設が可能とした。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。