
記者会見する安倍晋三首相=3日午後、首相官邸【拡大】
安倍晋三首相(61)は3日、内閣を改造し、皇居での認証式を経て第3次安倍再改造内閣が発足した。安倍首相は記者会見で、7月の参院選勝利を踏まえ「戦後最も安定した政治基盤を獲得できた。責任の重さをかみしめ、選挙で約束した政策を、スピード感をもって実行する。結果を出す」と述べた。
改造内閣は菅義偉官房長官(67)、麻生太郎副総理兼財務相(75)、岸田文雄外相(59)、塩崎恭久厚生労働相(65)、石井啓一国土交通相(58)、石原伸晃経済再生担当相(59)ら8閣僚の続投で内閣の骨格は維持。丸川珠代環境相(45)を横滑りで五輪相に起用。農水相に山本有二元金融担当相(64)を充てた。
留任した加藤勝信1億総活躍担当相(60)は拉致問題担当相や新設する「働き方改革」の担当相を兼務。「1億総活躍社会」実現へ非正規労働者の待遇改善や長時間労働是正といった施策の具体化を図る。稲田朋美自民党政調会長(57)は女性で2人目の防衛相に起用された。女性閣僚は改造前と同じ3人。
丸川氏起用は2020年東京五輪・パラリンピックの成功に向け、小池百合子東京都知事と連携を図り、女性の活躍を印象付ける狙い。農水相になる山本氏は閣外に去る石破茂地方創生担当相の側近で、石破氏を牽制(けんせい)する思惑がにじむ。
復興相に今村雅弘元農林水産副大臣(69)を充てるなど、閣僚19人中8人が初入閣。
一方、改造に先立ち自民党は臨時総務会を党本部で開き、二階俊博総務会長(77)の幹事長起用など、新役員を正式決定した。総務会長に細田博之幹事長代行(72)、政調会長に茂木敏充選対委員長(60)、選対委員長に首相に近い古屋圭司元拉致問題担当相(63)を充てた。高村正彦副総裁(74)は再任。竹下亘前復興相(69)が国対委員長に就いた。佐藤勉国対委員長(64)は衆院議院運営委員長に推す方針だ。