暑い中国、「納涼ビジネス」に活気

四川省成都市の人民公園にある「一号防空壕」では7月下旬、高温が続くなか市民らが涼しさを求めて集まっていた。この防空壕は1970年代に整備され、毎年この時期に無料開放されている(中国新聞社)
四川省成都市の人民公園にある「一号防空壕」では7月下旬、高温が続くなか市民らが涼しさを求めて集まっていた。この防空壕は1970年代に整備され、毎年この時期に無料開放されている(中国新聞社)【拡大】

  • 海南省三亜市では夏休みの子供たちも親と一緒に観光に訪れ、海岸で水遊びを楽しんでいた(中国新聞社)

 中国ではこのところ、北京をはじめとした多くの地域で高温の日が続いているが、こうした暑さが同時に“納涼ビジネス”に活気をもたらしている。

 家電量販大手、国美電器の公主墳店(北京)では先月末、エアコン売り場に多くの買い物客が訪れていた。また、青島海爾(青島ハイアール)の販売店でも「エアコンの売れ行きがよく、1日に十数万元(1元は約15円)を売り上げることもある」(店員)という。

 さらに、暑さは食欲にも影響を及ぼしており、レストランが多く立ち並ぶ北京市の南鑼鼓巷付近では涼皮(ピリ辛の冷やしきしめん)や涼麺(冷やし麺)といった冷たいメニューの売り上げが伸び、涼麺の専門店は人でごった返す盛況ぶりだ。

 このほか、海辺の都市が旅行先として注目され、中でも河北省秦皇島市の北戴河区が避暑地として人気を集めている。北京青年旅行社の職員は「北戴河はすでに観光シーズンのピークを迎えている」と話し、半数近くが北京市や天津市、河北省唐山市からの旅行者でその多くが家族旅行だと説明している。(工人日報=中国新聞社)