NY株反落、88ドル安 原油安と利上げ警戒

 16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比88・68ドル安の1万8123・80ドルで取引を終えた。原油価格の下落が嫌気されたほか、年内の米利上げの可能性も意識され、売りが優勢となった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は5・12ポイント安の5244・57と、3日ぶりに反落した。

 ニューヨーク原油先物相場が約1カ月ぶりの安値に落ち込み、収益悪化懸念からシェブロンなどの石油株が売られた。

 朝方に発表された8月の米消費者物価指数の伸びが市場予想を上回って、利上げ警戒の売りを誘ったこともあり、ダウ平均の下落幅は一時140ドルを超えた。

(共同)