植物性バイオ燃料をロシアから初輸入

2016.9.26 05:00

 内モンゴル自治区満州里出入境検験検疫局の発表によると、ロシアの植物性バイオ燃料がこのほど初めて中国に輸入された。

 燃料の形状は木質ペレットで、初回輸入量は62トン、額にして30万5000ルーブル(約48万1900円)相当だった。

 植物性バイオ燃料の原料は植物の茎や枝、木材製造で発生する端材などで、粉砕した後に高温、高圧などの物理的処理を経て燃料に加工される。

 今回輸入された木質ペレットは、発熱量は石炭と変わらないが、汚染物質排出量が少ないことからクリーンエネルギーとされている。

 ロシアは木材資源が豊富で、中国への最大の供給国でもある。また、林業や木材加工業の発展に伴い、枝やおがくずなどの木材廃棄物の量も膨大になっている。

 今年1~8月、満州里口岸(通関地)から輸入された板材は500万立方メートルで、これに伴い発生した端材は約250万トンに上るとみられる。これを木質ペレットとして加工すれば、真の廃棄物利用が可能となる。

 植物性バイオ燃料は新たな輸入品目として、満州里口岸の貿易品目の増加、構造調整、成長維持に重要な意味をもっている。

 また中国のクリーンエネルギー産業の成長にとっても新たな原動力になるとみられている。(中国新聞社)

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