日露ガスパイプライン建設で要望書

　自民、公明両党の有志議員でつくる「日露天然ガスパイプライン推進議員連盟」は１８日、会合を開き、ロシア極東サハリンから北海道を通り東京湾を結ぶパイプライン建設を政府に求める提言・要望書をまとめた。議連会長の河村建夫衆院議員はロシアのプーチン大統領の来日前に安倍晋三首相や関係閣僚に提出する意向を示した。河村氏は会合終了後「北方領土交渉を後押しし、日本のエネルギー資源の調達多様化にもつながる」と述べた。パイプラインはサハリン南端から北海道の稚内港へ上陸し、苫小牧から海底ルートで青森県のむつ小川原までつなぎ、仙台、茨城県の日立、鹿島の工業地域を通って東京湾に至る計画。