長期金利、一時0.035%まで上昇 9カ月ぶり高水準

 16日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(344回債、表面利率0.1%)の利回りが一時、前日終値より0.035%高い0.035%に上昇し、取引時間中では2月18日以来約9カ月ぶりの高水準となった。利回りの終値は0.015%だった。

 5年債など中期国債の需給が緩んで利回りが大きく上昇した影響が、長期国債にも波及した。朝方は、米大統領選後に急上昇した米国債利回りの動きが一服したことを受け、売りと買いが交錯。長期金利は0%を挟んで上下する展開になった。

 大阪取引所10年国債先物の中心限月である12月きりは41銭安の150円42銭。