原子力規制委員会は22日、定例会合を開き、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)が新規制基準を満たしているとする「審査書案」を了承した。事実上の合格で6原発12基目となる。一般からの意見公募を経て、早ければ4月にも正式合格する見通し。高浜1~4号機、美浜3号機(いずれも福井県)と合わせ、関電が審査を申請した原発は全て合格となる。関電は原子炉冷却用の海水ポンプを津波から守る防護壁を設置するなどの安全対策工事を5月までに完了し今夏にも再稼働する計画を示している。再稼働には福井県の同意などの手続きが必要。