トランプ米政権は、18日に東京で開催する日本とのハイレベル経済対話の初会合では、自動車や農業などの個別分野に関する具体的な協議に入らない見通しだ。ホワイトハウス高官が14日までに記者団に対し「特定の産業の話にはならないと思う」と述べた。トランプ政権は、日本の自動車や農産物の市場は閉鎖的との見解を繰り返し表明しているが、高官は「初会合は双方の利益になるような、将来の議論の枠組みを設けることが目的だ」と話した。
ただ、「トランプ大統領は全ての同盟国と自由でバランスの取れた公正な貿易を求めている」とも強調。日本に2国間の通商協定締結を求めることも視野に対話を進めたいとの考えを示唆した。(ワシントン 共同)