小池流、突然の代表交代劇 「なかなかの離れ業」他党から選挙目当て指摘も (1/3ページ)


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 ■後任に野田氏就任

 東京都議選の投開票から一夜明けた3日、大躍進を遂げた地域政党「都民ファーストの会」代表を退いた小池百合子都知事。政党代表を務めることに二元代表制の観点から「知事が代表を務める政党が行政のチェックをできるのか」などの懸念が指摘されてきたが、小池氏はこれを一貫して否定してきた。それではなぜ今、代表を退いたのか。

 ■反論から一夜

 首長と議会それぞれが有権者の直接選挙で選ばれる地方自治の原則。これが「二元代表制」だ。首長の行政運営を議会が議案の議決などでチェックすることで緊張関係を保ち、行政を健全に進めることが期待される。

 小池氏は都議選前に第1党をうかがう都民の代表に就任した。報道各社の世論調査で、小池氏支持層と都民支持層の乖離(かいり)がみられた。「(小池氏と都民の)支持率の差を埋めていく」(都民関係者)目的があったとされ、代表就任には自民などから「都民の候補は小池氏のイエスマン。チェック機能が働くのかは疑問」などの批判があった。

 一方の小池氏は選挙戦を通じ「一部の有力都議の意向が反映されてきた自民中心の都政こそ、チェック機能が働いてこなかった」と反論を続けた。開票作業が進んだ2日夜、都民が第1党となることが確実になった際も「(都民都議は)力強いチェックをしてくれる」と強調していた。しかし、一夜明けた3日午前には「二元代表制への懸念があることを想定し、知事に専念する」と突如、代表を退くことを表明した。

「選挙期間中は代表で、選挙が終わってから辞めるというのは、なかなかの離れ業」とチクリ

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