四川省政府はこのほど、「2017年第2四半期(4~6月期)四川省重大企業誘致・資金導入プロジェクト集中着工式」を同省成都市で開催。朱鶴新副省長が「本日、投資総額4831億9100万元(約8兆838億円)となる503件の企業誘致プロジェクトに着工した」と宣言した。
四川省投資促進局の戴紹泉副局長は「第2四半期に着工した重大誘致プロジェクト数は前年同期比64.92%増、投資額では72.19%増だ。集中着工される省内20の市(または自治州)のうち、投資額が100億元以上が13件、四川省で優位性がある産業や戦略的新興産業、ハイエンド成長産業、新興先導型サービス業が317件あり、投資額で50.43%を占める」と紹介した。
今回着工されたプロジェクトのうち第1次産業が63件、投資額で全体の5.56%に当たる268億6200万元、第2次産業が297件で47.88%の2313億4700万元、第3次産業が143件で46.56%の2249億8200万元だ。
その中の代表的なプロジェクトに米物流施設大手プロロジスの新都国際物流港建設がある。投資総額は8億ドル(約910億8640万円)を超え、1000ムー(1ムーは約6.67アール)の土地に延べ床面積100万平方メートルのハイエンド物流施設を建設し、19年3月末までに使用を開始する計画。
成都市の劉烈東副市長によれば、成都では今回、自動車、鉄道、バイオ医薬、スマート製造などにわたる、計50件の重大誘致プロジェクトが集中着工されたという。(中国新聞社)