LCCの中長距離便の就航相次ぐ 近距離路線で競争激化、需要開拓へ (1/2ページ)

ジェットスター航空のボーイング787(同航空提供・共同)
ジェットスター航空のボーイング787(同航空提供・共同)【拡大】

 格安航空会社(LCC)がアジアを舞台に、運航時間が4時間を超える中長距離路線を就航させる動きが相次いでいる。LCCが主力とする近距離路線で競争が激化する中、他社とすみ分けられ、収益性が高い中長距離路線に乗り出すことで需要開拓を目指す。

 航空調査会社のCAPAによると、近距離路線が多い東南アジアでは、LCCが航空の供給座席数に占める割合が56%(昨年6月時点)で、地域別で圧倒的な首位だ。そこでLCC各社は燃費性能が優れ、採算性を確保しやすい米ボーイング787などの中型機を使って中長距離路線に挑む。

 マレーシアのエアアジアは傘下企業を通じ、日本と人気保養地を結ぶ路線を相次いで開設。成田空港とインドネシアのバリ島デンパサールを結ぶ路線が5月25日、関西空港-米ハワイ・ホノルル線が6月28日、それぞれ運航を始め、欧州エアバスの中型機A330を使う。

 エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者は共同通信の取材に「中部空港(愛知県)を拠点とする日本法人エアアジア・ジャパンの運航開始を控え、路線開設は日本でブランドを確立する大きなチャンスになる」と意気込んだ。

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