フランス公共ラジオは13日、欧州アルプス最高峰モンブラン(標高4810メートル)で遭難した日本人男性について、2日間にわたりヘリコプターなどを使った大規模捜索を行ったが、手掛かりは見つからなかったと報じた。
地元の山岳警察当局などによると、男性は下沢博信さん(35)。7日に単独でモンブラン登頂に出発したが、下山中の9日、救助が必要だとソーシャルメディアに書き込んだという。
現地は積雪に加え、強風、濃霧などの悪天候で捜索が難航。12日から晴れ間を縫ってヘリや地上からの捜索を実施したが、手掛かりは見つからなかった。
当局はインターネット上に下沢さんの写真を掲示するなどして目撃情報を募っており、有力情報があれば捜索を再び本格化させるとしている。(共同)