尖閣警備に最大級巡視船3隻目の新造方針 海保概算要求 (1/2ページ)

8月7日、魚釣島周辺で領海侵犯した中国の「海警」(中央)と、警戒に当たる海保の巡視船、ボート(仲間均市議提供)
8月7日、魚釣島周辺で領海侵犯した中国の「海警」(中央)と、警戒に当たる海保の巡視船、ボート(仲間均市議提供)【拡大】

 海上保安庁は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海警備強化に向け、同庁最大のヘリ搭載6500トン型の巡視船1隻を新造する方針を決め、29日発表した平成30年度予算の概算要求に整備費46億円を盛り込んだ。同型の巡視船は現在、全国で「しきしま」「あきつしま」の2隻を運用。尖閣対応では3隻目の新造になる。

 要求総額は29年度予算比9%増の2303億円で過去最高となり、定員増の要求は493人だった。

 海保は28年2月、ヘリ搭載3800トン型2隻と1千トン型10隻からなる「尖閣領海警備専従体制」を整備。同12月には政府が「海上保安体制強化に関する方針」を関係閣僚会議で決定していた。

 概算要求では、強化方針を受けて、尖閣領海警備体制の強化と大規模事案の同時発生への対応に230億円を盛り込んだ。全長約150メートルのヘリ搭載6500トン型は33年度に就役する予定。尖閣警備のほか、原発でのテロなどにも対処する1千トン型の大型巡視船も新造する。

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