MRJ競合機を米デルタ導入 ボンバルディアの新型「Cシリーズ」
米デルタ航空が導入するボンバルディアの小型機「Cシリーズ」のイメージ(デルタ航空提供・共同)
カナダの航空機大手ボンバルディアは28日、新型小型機「Cシリーズ」を米デルタ航空から最大125機受注したと発表した。うち確定注文は75機で、カタログ価格で計56億ドル(約6千億円)相当に上る。2018年春から引き渡す。
Cシリーズは三菱航空機(愛知県豊山町)が開発を進める国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)と同じ小型機。他のメーカーとの受注競争も激しく苦戦しており、今回のデルタからの大量発注を追い風に巻き返しを狙う。
ボンバルディアがこの日発表した16年1~3月期決算は、Cシリーズの開発費が響き純損益は1億3800万ドルの赤字(前年同期は1億ドルの黒字)に転落した。売上高も11%減の39億1400万ドルだった。(共同)
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