全日空株主総会には、3千人を超える株主が出席した=21日午前、東京都港区高輪のグランドプリンスホテル新高輪【拡大】
「2点目だが、発行株式数の枠を拡大し、39億株から51億株にする。昨年7月に公募し25億株を超える発行株式数になった。現在の39億株に対し、65%弱に到達した。環境が激しく変化する中、柔軟な資本政策を遂行するには不足する可能性があるため、発行済み株式数のおよそ2倍の発行可能枠を保持するべきと考えている。従来より2倍を発行可能数と考えて政策をとってきた。現時点で、具体的な増資の計画を進めているものではない。どうぞご理解をいただきたい」
《次に挙手した株主は、全日空便を利用した友人の体験談を交えての質問。最後に、ライバルの日本航空が会社更生手続きに入ったことに甘んじないように叱咤激励が飛んだ》
株主「質問は2点。私の友人が先日、全日空便を利用して手荷物に破損があったと憤慨していた。持ち込みできる手荷物の基準が厳しくなったのに、安心して手荷物を預けられない。顧客サービスやハンドリングの扱いはどうなっているのか。2点目は、その友人に、保障に関する資料が親書であるにもかかわらず、郵便ではなくメール便で送られてきた。郵便法に反しているのではないか。コンプライアンスの教育についてどうなっているのか。どんな些細なことでも、くみ上げて顧客サービスに反映させてほしい。最後に私の意見として、いまは(会社更生手続き中の)日本航空の“敵失”という状態だが、これを単なる敵失ととらえるのか、よりよいサービスを提供して成長するんだととらえるかでは大きな違いがある。ぜひそこのところを肝に銘じていただきたい」