ソフトバンクの株主総会会場に向かう株主=24日午前、東京・有楽町【拡大】
(3)「30年長生きしてください!」目標達成に自信示すに戻る
質問者「自然エネルギーの取り組みについて教えてください」
孫社長「電気に対する興味はゼロです。電気のワットとかパスカルだとか、中高生のとき、そういえば教科書にあったなという程度で興味ゼロです。次の30年ビジョンでも考えの外です。しかし、東日本大震災で心底考えさせられました。人生って何だろう、会社って何だろう、人間はなぜ、生まれ死ぬのか色んなことを考えさせられました」
「われわれの電波が少しでもつながれば、1人でも救われていたかもしれない。電波が届かないせいで亡くなった方がいるかもしれない。胸が痛くて、涙が止まらなくて、心底考えさせられました。ともかく私はこれまで情報革命一本だと、それさえできれば幸福というのを心底疑っていませんでした。ただ震災以降、世の中に苦しんでいる人がたくさんいる。電気がまだままならなくて日本中の人々が節電しなければならない。放射能の脅威がなくならないなか、情報革命だけやれば、本当に人々を幸せにできるのか心底悩んで、眠らない夜をすごして考えてきました」
「そこで私はエネルギーなくして情報革命はできないんだと気づいた。わが業界には電気通信事業という言葉があるが、これまで電気という言葉を意識したことがなかったが、今は強烈に意識させられている。電気を使って初めて通信ができる」
「何としても、政府、東電が解決できなければ、手を挙げるしかないじゃないかと思い立ったわけです。原発は効率よく電気を発電するけれども、一度事故が起こるととんでもない。原発をゼロをすべきではないという人もいるし、推進論者の人でも原発増やせでなく、依存度を下げるべきという人もいる。すると代わりになるエネルギーを1日も早く作らないといけない。最近ニュースで『菅孫』とかいうことばありますが、何党だとか、何派だとかどうでもいいんです」