ソフトバンクの株主総会会場に向かう株主=24日午前、東京・有楽町【拡大】
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《質疑応答が始まった》
質問者「ソフトバンクの株価とかけてスカイツリーと解く。その心は『6340円』となります。ちなみに国税庁との訴訟はどうなっているのか」
孫社長「国税は、データセンターの事業について、ヤフーは不必要なのに、ソフトバンクの節税目的のために行ったのではないかという判断をしています。われわれはそれはおかしいのではないですか、グーグルもフェイスブックもやってるのに、日本一のヤフーがやらないのはおかしいでないか(と主張した)。ですから、国税が指摘したのは全くのこじつけでけしからん、と机をたたいて怒って訴訟しています。確かに今、インターネット企業は自分でデータセンターを持ってクラウドやっていると、国税も少しは反省しているのではないか。堂々と戦っていきたい」
質問者「ドコモさんとの接続料について、教えてください」
孫社長「ドコモさんは私どもの接続料が高いということでいっておられます。私どもはそれがいいがかりだといっています。むしろ、ドコモさんは営業費を接続料に入れています。総務省との話し合いで、営業費を入れてはならないとなった。欧州では接続料の計算方式ができておりまして、営業費は入れてはならない、となっていますので、そのまま踏襲してやっています。営業費が入っていたが、外して計算した結果、今までより接続料を払った。差し引いて戻してくれと提訴している。双方の言い方がすれ違っています」
「情報開示しないというのが、けしからんといわれていますので、紛争処理委員会にはすべての情報を開示する。これからお互いが言い争いを開始します。なぜ、われわれが若干高いかというと、年間の発着信の数が違う。設備投資が少ないから原価が安く済んでいる。過去分を取り戻したいと逆に思っております」