「こういう電気事業に関係ないものは、なぜ今回削除しなかったのか。電気事業に関係ないものはたくさんある。不必要なものは売却しないといけない。なぜ定款できちんと記入しないのか。本当にこれからゼロからもう一回やっていくためには、そういう気持ちになっていかなければ東電の本当の改革はできない」
《株主から大きな拍手が起きる》
「今日の報告書で平成24年度から10年間で3兆円を超えるコスト削減を実施していくと記入されているが、去年の暮れまでは2兆数千億円だった。東京都が指摘した結果、3兆に約7000億円増えた。自らの改革の意識が大事だ」
「7号議案に移ります。7号議案は、料金の算定プロセス経営の透明性を確保することを定款に定めるということ。東電は突然の値上げを発表したが、値上げの根拠は燃料費が上がるということだけだった。東電の担当者に説明を求めたが、常に情報を小出しにする。そこで東電の有価証券報告書に子会社が40社あるから出せと言ったら、そのほか128社と書いてある。その168社に東電のOBはどれくらい天下りしているのかと聞いたら110人ですと言ってきた。それに時間がかかった」