ボランティアウォークイベントに参加した今本晴香さん(右端、デサント提供)【拡大】
制度のねらいについて、檜物昌也(ひもの・まさや)人事課長は「社員が地域社会のために活動しているのを、会社としてバックアップすることです。社会貢献も企業の大切な役割ですから」と話す。
社員2人が「トレイルウォーカー」に参加
平成22年に入社した人事課の福田朋子さんと、海外事業統括チームの今本晴香さんは、5月11~13日に開かれた国際協力のためのボランティアウォークイベント「トレイルウォーカー」に参加するため、初めて休暇制度を利用した。
神奈川県小田原市から静岡県小山町を経て、山梨県山中湖村までの約100キロの道のりを、4人1チームで足かけ3日かけて歩き続けるイベント。今本さんはウォーカー(選手)として、福田さんはサポート隊として参加した。
標高差1200メートル、細い山道も多い難コースだが、スタートから48時間以内にゴールするという時間制限もあり、完歩は容易ではない。
5月上旬とはいえ、朝の気温は10度を下回るため、福田さんは「選手がベストコンディションを出せるための環境づくりに気を使った」という。