【フォーカス】ダイハツ(下) 将来を占う大勝負 現地に根差した開発深掘り (2/4ページ)

2012.12.22 07:00

 インドネシアの1人当たり国内総生産(GDP)は、「二輪車から四輪車への乗り換えが進む」とされる目安の3000ドルを10年に突破した。「かつての日本のように中間所得層が膨らみ、モータリゼーションが始まる」(伊奈社長)とみて、自動車各社が強い期待を寄せる。

 11年度の新車販売台数は前年度比15%増の91万8000台と伸び、今年も100万台突破のペースで市場の拡大が続く。

 この追い風がダイハツの業績にもたらす効果は大きい。12年3月期に、単体で3.1%の売上高営業利益率が、連結では7.1%と跳ね上がるのはインドネシア事業の収益力の牽引(けんいん)があればこそだ。

 インドネシアの新車販売は、今年度上期(4~9月)も前年同期比約18%増の8万1000台と好調で、国内の軽人気との両輪の相乗効果が高まったことで、12年9月中間連結最終利益は上期として過去最高の444億円に達した。

 リーマン・ショック後、同社は不採算の海外市場からの撤退を繰り返してきた。

現地でのトヨタグループの存在感は群を抜いている

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