【フォーカス】ダイハツ(下) 将来を占う大勝負 現地に根差した開発深掘り (3/4ページ)

2012.12.22 07:00

 07年に進出した中国では、知名度不足などから思うように販売が伸びず、10年に撤退。長引く円高で販売低迷が続く欧州事業にも見切りを付け、来年1月で新車販売を終える。

 新興国の市場開拓で、中東やアフリカには日本から完成車を輸出しているが、現在、海外販売の9割は生産拠点を構えるインドネシアとマレーシアの2カ国で占める。

 インドネシアへの進出は1968年。92年から現地企業との合弁会社で完成車を生産し、トヨタにもOEM(相手先ブランドによる生産)供給している。昨年の新車販売シェアは首位トヨタが35%、2位のダイハツは、日本の実績(13%)を上回る15%で、現地でのトヨタグループの存在感は群を抜いている。

 もっとも競合他社の追い上げも激しい。ホンダは既存工場の増強と新工場の建設を進め、14年に生産能力を3倍増の20万台に引き上げる。新興国攻略で専用ブランド「ダットサン」を復活させる日産自動車も、15年までに330億円を投じ、工場や販売店網を強化する。韓国・現代自動車やインドのタタ・モーターズなども、虎視眈々(たんたん)とシェア拡大を狙う。

迎え撃つダイハツの基本戦略は徹底した現地化

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