京セラが発電事業に参入 太陽電池だけのビジネス脱却…その狙いは? (3/5ページ)

2013.2.20 08:15

京セラのファインセラミック応用品事業の税引き前利益

京セラのファインセラミック応用品事業の税引き前利益【拡大】

 また、みずほフィナンシャルグループ系リース大手の東京センチュリーリースと太陽光発電による売電事業を共同で始めることも決めた。今後3年間で総額200億円を投じ、国内30~35カ所でメガソーラーを整備する計画だ。

 京セラはデジタル家電向け電子部品の不振などを背景に、13年3月期の連結業績予想を下方修正した。

 とくに電子部品業界は、米電子機器大手アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の販売増加ペースが鈍化している影響を受けている。

 しかし、太陽電池に関しては「国内需要の伸びを背景に、売上高が増加する見込み」(久芳徹夫社長)という。国内では自然エネルギーへの関心の高まりや、太陽電池などで発電した電力を電力会社が買い取る再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が昨年7月から始まったことを機に、メガソーラーが拡大しているからだ。

異業種からの参入が相次ぎ競争激化

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