シェールガス解禁へ高まる期待 電力業界恩恵も量と価格に課題 (2/5ページ)

2013.3.4 08:15

天然ガスの価格

天然ガスの価格【拡大】

 シェールガスに期待がかかるのは、何よりそのコストだ。日本はガス需要の大半を液化天然ガス(LNG)の輸入に頼るが、現在は“ジャパンプレミアム”と呼ばれる原油と連動した割高な契約を強いられている。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)によると、今年1月の日本のLNG輸入価格は100万BTU(英国熱量単位)当たり約16ドル。

 これに対し、シェールガスの生産本格化で大幅に価格が下がった米国内の取引価格は3.3ドル程度と、約5倍の開きがある。米国内で液化設備を設け、輸送コストを考慮しても10ドル程度まで調達コストを下げられる見通しだ。

 日本政策投資銀行の試算によると、シェールガスの輸入が実現すれば日本のLNGの平均調達価格は2020年時点で、現状より6.8%下がるという。また、安価なLNGの入手手段を確保できれば、中東や東南アジアなど他の産ガス国との交渉でも有利なカードとなり、原油連動の契約自体が見直される可能性がある。そうなれば最大15.2%の価格引き下げにつながるとしている。

安価なLNGへの期待は高まるばかりだ

  • シェールガス解禁へ電力各社本腰 東電、富津LNG基地を増強
  • シェールガス戦略「対極」鮮明 三菱ケミカルと住友化学が歩む異なる道
  • 経産省がLNG調達に1兆円保証を検討 シェールガス調達支援も視野に

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!