発電効率が向上
12年度には関東や関西、東北など電力不足が懸念される地域を中心に5店で試験的に設置。稼働実績をみながら13年度に20店舗、14年度には25店舗に設置する。太陽光パネルの発電効率は年々向上する一方で、設置コストは減少しており、ドコモも「(性能向上の)途上にあるシステムなので様子をみながら導入していく」(浅見氏)方針だ。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の技術開発目標によると、現在十数パーセントに過ぎない太陽光パネルのエネルギー変換効率は17年に20%、25年に25%、50年に40%に引き上げる計画。ドコモも「14年度までで当面の対策は終了するが、今後も導入拡大を検討していく」(上松氏)考えだ。
12年2月14日に開店したドコモショップ佐野西店(栃木県佐野市)では、屋根と壁面に太陽光パネルを張り付け、発電量は平均37キロワット時に上る。