揺るがぬ自信、電池開発で世界へ 元三洋電機技術者の雨堤徹さん (2/6ページ)

2013.3.5 10:00

研究所内の機器を説明する雨堤徹氏。規模は大きくはないが「やれることはいくらでもある」と話す=兵庫県洲本市

研究所内の機器を説明する雨堤徹氏。規模は大きくはないが「やれることはいくらでもある」と話す=兵庫県洲本市【拡大】

  • 小型リチウムイオン電池の世界シェア

 研究所2階の事務室で、雨堤はケロリと言ってのけた。

 テスラとは、米ベンチャーが開発した電気自動車。雨堤が購入したのは、もちろん、今後の電池需要の動向を左右する電気自動車への興味、関心からだ。

 三洋電機のリチウムイオン電池の開発でリーダー的存在だった雨堤が退社したのは10年5月。会社を辞めるという選択肢を考え始めたのは、パナソニックによる三洋の買収が動き出す以前だったが、決断に際しては、買収も一つの判断材料となった。

 自分の考える未来とは違う方向に、会社が進んでいる。そんな感覚があった。

 雨堤は鳥飼で生まれ育った。岡山大大学院工学研究科を修了後、1982年に三洋に入社した。

 当時、三洋の研究開発を担った塩屋研究所での勤務を経て、洲本市の電池事業開発拠点で長く勤務した。パソコン、携帯電話向けに小型・軽量のリチウムイオン電池開発に成功した三洋の快進撃を支えた男の一人、といって過言ではない。

電池市場でほぼ100%のシェアを誇っていた三洋の衰退は無残だった

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