FP2級取得者を倍増
一方、ファイナンシャル・プランナー(FP)2級の有資格者を増やしているのが明治安田生命保険。全営業職員に占めるFP取得者数の割合は73%と大手4社でトップだ。その中でFP2級取得者は4023人(昨年11月現在)で、3年前と比べほぼ倍増した。
2級を取得すると、厚生年金の老齢・遺族年金の仕組みなど年金や相続など幅広い相談に対応できるようになる。実際、2級以上の取得者の営業成績は、その他の職員に比べ2割高いという。そこで、昨年11月から2級資格の有無を給与体系に反映させることにした。
こうした取り組みについてムーディーズ・ジャパンの川田兼司シニア・アナリストは「顧客が本当に納得して保険に入るという営業職員の基本に立ち返る動きだ」と指摘する。
これまで、生保レディーが大半を占める営業現場では、“G(義理)N(人情)P(プレゼント)”といわれ、顧客との人間関係を重視してきた。業界では「(資格試験に合格する必要があるものの)生保レディーは日本語ができれば誰でも就職できる」(関係者)と揶揄(やゆ)され、営業職員の中で知識や接客能力にばらつきが生じている。