ソーシャルビジネス・ドリームパートナーズの投資1号案件となったカンボジアの「ドリーム・ガールズ・プロジェクト」で作品を披露する女性=2013年3月、プノンペン(木村文撮影)【拡大】
外食、介護事業などを展開する「ワタミ」は、バングラデシュ出身でノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏らと連携し、ソーシャルビジネスに投資する「一般社団法人ソーシャルビジネス・ドリームパートナーズ」(以下、ドリームパートナーズ)を3月に設立した。ユヌス氏が提唱するソーシャルビジネスの概念を実践する事業家を支援・育成していく。
ドリームパートナーズは、ワタミの渡邉美樹会長、桑原豊社長、中川直洋執行役員、「さわかみ投信」の澤上篤人会長、「レオス・キャピタルワークス」の藤野英人最高投資責任者、「九州大学ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター」の岡野昌治教授が理事に就任。運営資金として、ワタミが1億円を出資し、基金とする。
年間に3件投資
ユヌス氏は、貧困削減を目的にマイクロファイナンス(小口融資)などを手がける「グラミン銀行」をバングラデシュに設立。2006年にノーベル平和賞を受賞した。