ソーシャルビジネス・ドリームパートナーズの投資1号案件となったカンボジアの「ドリーム・ガールズ・プロジェクト」で作品を披露する女性=2013年3月、プノンペン(木村文撮影)【拡大】
ユヌス氏はソーシャルビジネスの7原則として、(1)経営目的は利潤の最大化ではなく、貧困、教育、健康などの分野で人と社会を脅かす問題を解決すること(2)財務的・経済的に持続可能であること(3)投資家は投資額のみを回収、元本を超える配当は行われない(4)投資分を超えた利益は内部留保し、会社の拡大や改善に利用(5)環境に配慮(6)従業員に市場賃金と標準以上の労働条件を提供(7)楽しみながら取り組むこと-を挙げている。
ドリームパートナーズは、この7原則にのっとった事業を展開するビジネスを選び、投資をする。
理事の中川氏によると、ドリームパートナーズはすでにカンボジアでのデザイナー育成とオリジナル製品販売に取り組む「ドリーム・ガールズ・プロジェクト」への出資を検討しているほか、毎年3件程度の投資をしていきたい、という。