ワタミ、ソーシャルビジネス支援 ノーベル平和賞ユヌス氏らと連携 (3/4ページ)

2013.4.24 07:15

ソーシャルビジネス・ドリームパートナーズの投資1号案件となったカンボジアの「ドリーム・ガールズ・プロジェクト」で作品を披露する女性=2013年3月、プノンペン(木村文撮影)

ソーシャルビジネス・ドリームパートナーズの投資1号案件となったカンボジアの「ドリーム・ガールズ・プロジェクト」で作品を披露する女性=2013年3月、プノンペン(木村文撮影)【拡大】

 中川氏はドリームパートナーズ設立のねらいについて、「寄付ではなく、投資により、ソーシャルビジネスの成功例を創出し、社会問題を解決する手段としてのビジネスを定着させたい。また、ソーシャルビジネスに取り組もうとする若者を支援・育成したい」と話す。さらにこう付け加える。「ワタミ自身が、介護や環境など社会的な課題の解決を目指す事業を展開している。その経験からも、こうした社会問題解決型ビジネスは今後一層ニーズが広がり、市場が拡大していくと考えている」

 社会事業家を育成

 ソーシャルビジネスは、まず事業が軌道に乗ることが求められる。赤字の垂れ流しでは、持続的な社会貢献を実現できないからだ。中川氏も社会貢献と事業の両立を重要視している。

 「私たちの考えるソーシャルビジネスは利潤の最大化が目的ではないが、ビジネスとして成立し、持続的な投資を呼び込むことが求められる。したがって、社会のためになるだけでなく、消費者のニーズに十分対応し、出資者にとってもメリットが見えなければならない。『社会的に良いことをしているのだから』という経営者の甘えを排除し、社会事業家としてのマネジメント力を育てるのも、私たちの投資の目的だ」

アジアでデザインなどの才能がある女性の支援事業を展開する

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!