関西で幼児向けのレジャー施設が続々とオープンしている。
19日には「神戸ハーバーランド」にアンパンマンのテーマパークが西日本初上陸し、初日は親子連れ約3千人が詰めかけて最大4時間待ちという人気ぶり。JR大阪駅北側の再開発ビル群「グランフロント大阪」でも26日、巨大な室内遊戯施設が誕生し、幼児連れファミリーがこぞって訪れている。少子化時代、早くから将来の顧客やリピーターを獲得しようとレジャー施設のターゲットは低年齢化が進み、周辺施設への波及効果も期待されているようだ。
0歳~4歳ターゲット
「さまざまなキャラクターが登場するほかのテーマパークと違い、うちはアンパンマンだけ」
絶大な幼児人気で集客に自信をみせるのは、神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールの宮本洋館長。同施設のターゲットは0~4歳の乳幼児で、特にコアターゲットは2歳半程度というテーマパーク業界では“ニッチ市場”の覇者だ。