育児環境の変化を指摘するのは、玩具輸入販売のボーネルンド(東京)広報担当者だ。そんな育児環境の変化を受けて急拡大しているのが、同社が平成16年に横浜で始めた室内遊戯施設「キドキド」だ。
4月26日には、全国17カ所目となる西日本の旗艦店を、JR大阪駅北側の再開発ビル群「グランフロント大阪」にオープンした。天候に左右されず、スタッフが親子での遊び方を提案する同施設は、24年度には全国で約180万人の親子が利用。大阪店では年間10万人の利用を見込んでいる。
大阪店では生後半年の赤ちゃんから12歳の子供を対象に、4つのコーナーを設けた。赤ちゃん向けは壁や床に興味をもたせる仕掛けを施し、ハイハイやつかまり立ちを促す。幼児や児童向けは、中に入ってゴロゴロ転がす直径1・4メートルのビニール製チューブ、5万個のボールプール、壁をよじ登るクライミングウォールなど、全身運動につながる遊具をそろえた。