「他ショップの提案内容をもって相談に来る“ハシゴ客”はよくいますよ」
複数の保険ショップ関係者はこう指摘する。保険商品の比較検討をするショップ急増で業界は買い手市場となっているのだ。提案内容の違いはあるが、同じ保険商品であればどこで加入しても保険料は同じ。「それならば、より質の高いコンサルティングを求めるのは当然」(ショップ関係者)だという。
「市場」200→12に拠点集約のワケ
拡大を続ける業界で、真逆の戦略で差別化に出始めたのが大阪発祥の保険ショップ大手「保険市場」だ。今年3月、「全店舗を都心オフィスビルに移転する」方針を突如打ち出し、他社とは対照的に店舗を集約。ピーク時の約200店舗から12店舗(25年5月現在)にまで減らしている。
「保険市場」の運営会社アドバンスクリエイトの櫛(くし)引(びき)健(たけし)常務執行役員は「完全予約制のプライベート空間にキッズスペースも設け、ゆったり接客する。それには都心のオフィスビルが最適」と新たな店舗構想に自信をみせる。